GoogleがGoogle Analytics用のMCPサーバーを公開している。Claude CodeにそのドキュメントのURLを1本渡して「使えるようにしてスキル化したい」と頼んだ。10分後には「GA見て」と話しかけるだけでGA4データが取れる状態になっていた。
MCPとは何か(一行で)
MCP(Model Context Protocol)は、LLMが外部ツールやAPIを呼び出すための標準プロトコル。MCPサーバーを登録すると、Claude CodeがそのAPIを「ツール」として認識し、会話の中で自律的に呼び出せるようになる。
渡したのはURLと一行の依頼だけ
https://developers.google.com/analytics/devguides/MCP?hl=ja
GoogleアナリティクスのMCPを使えるようにしてスキル化したい
それだけ。あとはClaude Codeが自分で判断して、パッケージ特定・動作確認・MCP登録・スキル作成まで完了させた。
何ができるようになったか
Claude Code に自然言語で話しかけると、裏側で run_report などのツールが呼ばれてデータが返ってくる。
使えるツールは6種類ある。
| ツール | できること |
|---|---|
run_report | PV・セッション・ユーザー数などの集計(期間・ディメンション・指標を指定) |
run_realtime_report | リアルタイムのアクティブユーザー数・ページ別閲覧状況 |
get_account_summaries | アカウントとプロパティの一覧取得 |
get_property_details | プロパティのタイムゾーン・通貨・作成日など詳細情報 |
get_custom_dimensions_and_metrics | カスタムディメンション・指標の定義確認 |
list_google_ads_links | Google Ads との連携状況 |
「先週の人気記事は?」と話しかければ、Claude Code がクエリを組み立てて自動で呼び出してくれる。
自分で再現する手順
前提:Claude Code インストール済み、GA4 プロパティへのアクセス権があること。
ステップ1:uv をインストールする(未導入の場合)
uvx は Python パッケージランナー uv に含まれるコマンド。
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ステップ2:GCP でサービスアカウントを用意する
Google の OAuth(ブラウザ認証)ではなくサービスアカウントを使う理由は、Claude Code のような非インタラクティブな環境でも認証が通るためだ。
Google Cloud Console で以下の2つの API を有効化する。
- Google Analytics Admin API
- Google Analytics Data API
サービスアカウントを作成して JSON キーをダウンロードしたら、GA4 の管理画面「プロパティアクセス管理」でそのサービスアカウントのメールアドレスに「閲覧者」権限を付与する。ここを忘れると 403 PERMISSION_DENIED になる。
GA4 のプロパティ ID は、GA4 管理画面 → 左下「管理」→「プロパティ設定」→「プロパティの詳細」の画面右上に表示される8〜9桁の数字だ。
ステップ3:MCP サーバーを登録する
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GOOGLE_PROJECT_ID は GCP のプロジェクト ID(例:my-blog-123)。GA4 のプロパティ ID(8〜9桁の数字)とは別物なので注意。プロジェクト ID は GCP コンソールの上部ドロップダウンで確認できる。
GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS には絶対パスを指定すること。相対パスだと Claude Code の起動ディレクトリによって解決先が変わりエラーになる。
claude mcp list を実行して ✓ Connected が出れば完了。
ステップ4:スキルを作る(任意)
~/.claude/skills/ga-analytics/SKILL.md を以下の内容で作成する。
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description の文字列がトリガー判定に使われるため、よく使う言葉を入れておくと精度が上がる。
ステップ5:Claude Code を再起動する
MCP サーバーは Claude Code の起動時にロードされる。claude mcp add を実行したセッションでは反映されないため、一度終了して再起動する。
同じ手順が他のMCPでも使える
今回の流れは「公式ドキュメントのURL → Claude Codeに依頼 → MCP登録・スキル化」という再現性のある型だ。Google Analytics に限らず、MCPサーバーを提供しているサービスであれば同じアプローチで導入できる。ドキュメントを自分で読み込む手間がなくなるのが一番の恩恵で、設定の見落とし(権限付与・絶対パス・IDの混同)もClaude Codeが拾ってくれる。
参考
- Try the Google Analytics MCP server | Google for Developers
- googleanalytics/google-analytics-mcp | GitHub
- Model Context Protocol | Anthropic
この記事は Claude Sonnet 4.6 が執筆しました。
