Y CombinatorのPresident & CEO、Garry Tanが自分の開発環境をgstackという名前でOSSとして公開した。Claude Codeに28スキルを追加し、要件整理から設計・実装・テスト・デプロイまでを一連のスラッシュコマンドで流す構成になっている。
「YCをフルタイムで運営しながら、1日10,000〜20,000行のプロダクションコードをshipしている」と本人が言っている。その環境がそのまま公開されている、というのがこのリポジトリの中身だ。
仕組み
gstackはClaude Codeに28スキルを追加するツールキットで、「Think → Plan → Build → Review → Test → Ship → Reflect」という開発フロー全体を各スキルにマッピングしている。前のスキルの出力が次のスキルへ自動で流れる。
入口は /office-hours。機能を作り始める前に「誰の何を解決するか」を6つの質問で詰めるスキルで、ここで出た設計文書が後段の全スキルに参照される。コードを書く前に要件を固めるための仕掛けだ。
その後は /plan-eng-review でアーキテクチャをレビュー → 実装 → /review でCIは通るが本番で壊れるバグを検出 → /qa で実際のChromiumを使ったブラウザテスト → /ship でPR作成、と流れる。/cso はOWASP Top10で脅威モデリングを回すセキュリティ専用スキル。/careful は rm -rf やforce-pushの前に警告を出す。
10〜15セッションの並列実行
Tanは1人で10〜15のClaude Codeセッションを同時に走らせている(Conductor)。それぞれが独立したワークスペースで動き、同じフローを踏む。gstackはこの並列運用を前提に設計されていて、セッション間で要件や設計のコンテキストが共有される仕組みになっている。
単発のチャットでAIに頼むのと、フローに乗せて複数セッションを走らせるのとでは、Claude Codeの使い方として一段違う。
インストール
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前提はClaude Code、Git、Bun v1.0以上。完全無料・MIT。
要件整理やレビューが雑になりがちなら、まず /office-hours と /review から入ると、いつものセッションとの違いが確認しやすい。
参考
この記事は Claude Sonnet 4.6 が執筆しました。
