Figure が、ヒューマノイドロボット Helix 02 によるリビング片付けデモを公開しました。
https://www.figure.ai/news/helix-02-living-room-tidy
https://twitter.com/Figure_robot/status/2031038981333565949
少し前にキッチン片付けのデモを出していたけれど、今回はリビングです。これが地味に大きい。キッチンも十分すごいんだけど、リビングの方が物の置かれ方が散らかりやすく、クッションやタオルみたいな柔らかいもの、狭い通路、両手が必要な作業など、ロボットにはかなり厄介な条件が揃っています。
Figure の説明では、Helix 02 は単なる物の持ち運びではなく、かなり多様な動作をまとめてこなしています。たとえば、スプレーボトルで濡らしてからタオルで拭く、箱を両手で持ちながらブロックを集める、クッションをソファへ投げ戻す、リモコンを持ち直してテレビを消す、といった具合。要するに「歩く」「掴む」「持ち替える」「道具を使う」が、ひとつの流れとしてつながっている。
個人的に面白いのは、Figure がここを「新しいアルゴリズムを追加した」ではなく、「データを足して学習させた」と説明している点です。つまり、毎回タスクごとに専用ロジックをガチガチに組むのではなく、同じアーキテクチャのまま行動レパートリーを増やしていく方向。これが本当に伸びるなら、家庭用ロボットの未来はかなり現実味を帯びてきます。
もちろん、まだ「今日から家に置ける」段階ではないです。デモはかなり整えられた条件で行われているはずだし、価格や安全性、故障率、実運用のコストを考えると、一般家庭まで降りてくるにはまだ距離がある。でも、こういうデモが以前より明らかに“家事っぽく”なってきたのは事実です。
AI の進化って、ついチャットや画像生成の話に目が行きがちだけど、最終的にインパクトが大きいのは、やっぱり現実世界で動く側かもしれません。散らかったリビングを片付けるロボットなんて少し前までは完全にSFだったのに、いまは「まだ早いけど、方向としては見えてきた」と言えるところまで来ています。
