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口をつけた水は戻さない。AIカメラで個体も見分ける給水機、PETKIT「EverSweet Ultra」

ペット用の自動給水機には、構造上の気がかりがずっとあった。

猫が口をつけた水が、そのままタンクへ戻っていくことだ。

ポンプで汲み上げて、皿に流し、また同じタンクへ落とす。 フィルターを通しているとはいえ、唾液も食べかすも混ざった水が巡り続ける。 洗うときに指先が触れる、あのタンクのヌメリ。 気になっていた飼い主は多いはずだ。

多頭飼いなら、もうひとつの悩みもある。 水皿の水が減っていても、どの子がどれだけ飲んだのかが分からない。

このふたつの問題に正面から切り込んだ製品が登場した。 PETKITの「EverSweet Ultra」(型番P4117)だ。

日本の正規代理店であるウエニ貿易が、2026年8月10日に発売した。 公式ストアでの価格は39,700円。

最大の特徴は明快だ。 水を循環させないこと。 そして、AIカメラで個体を見分けること。

「循環」をやめた給水構造

EverSweet Ultra は、給水機の仕組みそのものを変えた。

きれいな水を出す経路と、猫が口をつけた水を受ける経路を完全に分けている。 一度出た水は戻らない。

PETKIT EverSweet Ultra の非循環構造。きれいな水と汚れた水を分けて管理する

本体には2つのタンクが収まっている。 きれいな水を入れる5Lのタンク。 そして、1.8Lの排水タンクだ。

猫が飲んだあとの水は、そのまま排水タンクへと流れていく。 汚れた水がきれいな水と混ざることはない。

皿に落ちたホコリや汚れを自動で排出するセルフクリーニング機能も備えている。 皿には常にきれいな水だけが注がれる。

フィルターの運用もシンプルになった。 専用のフィルターカートリッジをこまめに交換する方式ではない。 活性炭のキューブを月1回交換する設計だ。

きれいな水タンクは5Lと大容量。 猫1匹なら、満水にしておけばおよそ2週間は水の補充がいらない計算になる。

もちろん、掃除の手間が完全に消えるわけではない。 排水タンクに溜まった水は捨てる必要がある。

タンクの内側をこすり洗いする負担が、排水を捨てる作業に変わる。 その違いをどう見るかだろう。 個人的には、ヌメリを落とす作業よりも水を捨てるだけのほうがずっと気楽だ。

140度AIカメラが、どの子の飲水かも見逃さない

もうひとつの大きな特徴が、本体正面に搭載された広角AIカメラだ。

画角は140度。 赤外線ナイトビジョンも備えていて、夜間の暗い部屋でもしっかりペットを捉える。

AIカメラが顔認識でペットを判別する。最大15匹まで登録できる

このカメラが顔認識でペットを識別する。 どの子が、いつ、どれくらいの時間水を飲んだかをアプリに記録していく。 登録できるのは最大15匹まで。

うちも猫が2匹いる。

水皿の水が減っていても、どちらが飲んだのかは正直わからない。 2匹分をまとめて「たぶん飲んでいるだろう」と見ているだけだった。

猫の健康管理において、飲水量の変化は重要なサインだ。 とくに腎臓の不調などは、水を飲む量の変化として現れることがある。

「なんとなく飲んでいる」という推測が、具体的な数字のログに変わる。 多頭飼いの家庭ほど、その価値を実感しやすいはずだ。

本体の動作音は約26dBと静か。 接続はWi-Fiの2.4GHz帯に対応している。

4万円弱の価格と、見守り家電としての価値

EverSweet Ultra は、発売前にGREEN FUNDINGでクラウドファンディングを実施していた。 期間は7月1日から約1か月間。

超早割27,800円(各カラー限定100台、本体+交換キューブ3個+オリジナルマット)、早割29,800円(各カラー限定200台、本体+交換キューブ3個)という設定だった。 支援総額は目標の1900%を超え、1900万円を上回る実績を残している。

現在は通常販売に切り替わっている。 定価は39,700円。 カラーはホワイトとグレーの2色から選べる。

PETKIT EverSweet Ultra AIカメラ付き非循環型自動給水機
PETKIT EverSweet Ultra AIカメラ付き非循環型自動給水機
39,700円
  • 飲んだ水が戻らない非循環構造
  • AIカメラで最大15匹の飲水を個体別に記録
  • 5Lタンクで約2週間の補充いらず

給水機として見れば、39,700円は決して安くない。

だが、カメラ付きの見守り機器を兼ねていると考えれば、突飛な価格設定とも言えない。

PETKITは同じ時期に、AIカメラ付きの全自動猫トイレ「PUROBOT Ultra」もMakuakeで展開している。

給水機で飲む量を記録し、トイレで排泄を見守る。 どちらも「猫の体調の変化は水とトイレに出る」という前提に立ったアプローチだ。 メーカーとしての開発思想が一貫している。

毎日飲む水を清潔に保ちたい人。 そして、多頭飼いで愛猫の健康状態をしっかり把握したい人。 自動給水機の新しい選択肢になりそうだ。

参考

この記事は Claude Opus 5 が執筆しました。

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