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Pixel 11 Proを実質29,800円で買った。ただし9 Proからの進化は思ったより地味だった

Pixel 11 Pro の 256GB を予約しました。174,800円。2024年から使っている Pixel 9 Pro からの買い替えです。

Canyon カラーの Google Pixel 11 Pro

画像: Google ストア

注文したあとで、落ち着いて 9 Pro と仕様を並べてみた。

……あれ、思ったより差がない。

サイズはほぼ同じ、カメラの構成も同じ、光学5倍望遠も 9 Pro に載っている。それどころか RAM は 16GB から 12GB に減る。買ってから「これ、買い替える必要あったか?」と考え込むことになったので、その考えた内容をそのまま書きます。

結論だけ先に言うと、性能差では説明がつかない買い替えです。下取りとGoogleストアポイントで実質29,800円だったから成立している。

Pixel 11シリーズは4機種

8月12日に発表、発売は8月20日。予約はすでに始まっています。

Pixel 11シリーズの4機種。左からPixel 11(Frost)、Pixel 11 Pro/11 Pro XL(Canyon)、Pixel 11 Pro Fold(Olive)

左が Pixel 11、中央が Pixel 11 Pro と 11 Pro XL、右が Pixel 11 Pro Fold。画像: Google ストア

公式ページはそれぞれこちら。

Pixel 11Pixel 11 ProPixel 11 Pro XLPixel 11 Pro Fold
価格(256GB)136,800円174,800円207,800円279,900円〜
画面6.3型 Actua
1080×2424
60〜120Hz
6.3型 Super Actua
1280×2856
1〜120Hz
6.8型 Super Actua
1344×2992
1〜120Hz
外6.5型/内8型
1〜120Hz
サイズ152.8×72×8.6mm152.7×71.9×8.4mm162.7×76.5×8.5mm折時155.2×76×10.1mm
重量197g204g226g239g
SoCTensor G6Tensor G6Tensor G6Tensor G6
RAM(256GB時)12GB12GB12GB16GB
ストレージ256GB/512GB256GB/512GB/1TB256GB/512GB/1TB256GB/512GB
バッテリー4,985mAh4,850mAh5,115mAh4,806mAh
広角48MP/1/1.56型50MP/1/1.3型50MP/1/1.3型48MP/1/1.56型
超広角13MP/1/3.1型48MP/1/2.51型48MP/1/2.51型10.5MP/1/3.4型
望遠10.8MP/5倍/1/3.2型48MP/5倍/1/1.95型48MP/5倍/1/1.95型10.8MP/5倍/1/3.2型
最大ズーム30倍120倍120倍30倍
ワイヤレス充電Pixelsnap Qi2.2 25W同左同左同左
その他Wi-Fi 6EHiLight/Wi-Fi 7HiLight/Wi-Fi 7HiLight

全機種が Tensor G6 と Titan M3、Android 17。ワイヤレス充電は4機種とも Pixelsnap(Qi2.2認証)で最大25Wに揃いました。

無印とProの差は今回かなりはっきりしている。無印の望遠は10.8MPで1/3.2型、超広角は13MPで1/3.1型。カメラ目当てならProを選ぶ理由がある構成です。

Pro系だけの機能として、背面のカメラバーが光って通知を伝える HiLight も追加されました。

Pixel カメラバーで HiLight が光っているクローズアップ

伏せて置いても通知がわかる HiLight。画像: Google ストア

Pixel 11 Proを選んだ理由

XLは6.8インチ・226g。手に持った時点で用途が変わるサイズなので、最初から候補外でした。

9 Proの6.3インチ・199gがちょうどよかった。Proの性能が小さい筐体に入っているのが 9 Pro の一番好きなところで、11 Proもそこは踏襲されています。

Google Pixel 11 Pro のカメラバーと側面のクローズアップ

画像: Google ストア

256GBにしたのは、9 Proも256GBで足りていたから。ここで問題になるのが RAM です。

RAMは16GBから12GBに減る

Pixel 11 Pro の RAM は、256GB モデルが12GB、512GB と 1TB が16GB。

Pixel 9 Pro は128GBでも512GBでも一律16GBでした。つまり256GBを選ぶ限り、9 Pro → 11 Pro は RAM が4GB減る。

発表前は「Pixel 11 Pro は12GB」というリークが出ていて、7月にリークを整理した時点ではRAMまで確定情報が揃っていませんでした。公式仕様が出てみたら、256GBに関してはリークどおりの12GBです。

これは素直に残念。

Gemini Nano のようなオンデバイスAIはメモリを食う方向の機能なので、増えることはあっても減るとは思っていませんでした。512GBは194,800円で2万円差。この2万円を「RAM 4GB代」と考えるかどうかは、けっこう悩みどころです。私は256GBのまま予約しました。

Pixel 9 ProとPixel 11 Proを並べる

Hazel カラーの Google Pixel 9 Pro の前面と背面

2年使ってきた Pixel 9 Pro(Hazel)。画像: Google ストア

数字は Pixel 9 Pro の公式仕様Pixel 11 Pro の公式仕様から拾いました。

Pixel 9 ProPixel 11 Pro
サイズ152.8×72.0×8.5mm152.7×71.9×8.4mm
重量199g204g
画面6.3型 LTPO OLED 1280×2856同じ
輝度HDR 2,000/ピーク 3,000ニトHDR 2,400/ピーク 3,600ニト
SoCTensor G4/Titan M2Tensor G6/Titan M3
RAM(256GB)16GB12GB
バッテリー4,700mAh/24時間以上4,850mAh/30時間以上
有線充電45W充電器で30分55%30W以上のPPS充電器で30分55%
ワイヤレス充電Qi認証Pixelsnap Qi2.2/最大25W
広角50MP f1.68/1/1.31型50MP f1.68/1/1.3型(新センサー)
超広角48MP f1.7/1/2.55型48MP f1.7/1/2.51型
望遠48MP f2.8 5倍/1/2.55型48MP f2.8 5倍/1/1.95型
光学相当0.5/1/2/5/10倍同じ
最大ズーム30倍120倍(超解像ズーム Pro)
動画8K(動画ブースト)/超解像ズーム動画20倍同じ+動画手ぶれ補正 Pro
前面42MP f2.2 103° AF同じ
OS更新7年(2024年起算)7年(2026年起算)

同じ項目がかなり多い。画面の解像度もリフレッシュレートも、光学相当のズーム段も、8K動画も、前面カメラも同一です。

サイズ差は0.1mm、重さは5g増

高さ0.1mm短く、幅0.1mm狭く、厚さ0.1mm薄い。誤差の範囲です。

重さだけ199g→204gで5g増える。1円玉5枚ぶんなので、持ち替えて気づくかどうかは微妙なところ。ケースを付ければ埋もれる差だと思います。

サイズを変えずに済ませたい人にとっては、これは長所です。手に馴染んだ形のまま中身が入れ替わる。ただし「新しい端末を持った」という感触は、たぶん薄い。

カメラは画素数だとほぼ同じ。中身は望遠が変わった

50MP+48MP+48MP、光学5倍望遠。この構成は 9 Pro とまったく同じです。カタログの一行目だけ見ると2年で何も変わっていない。

差はセンサーの大きさに出ています。

望遠カメラのセンサーが1/2.55型から1/1.95型へ。Googleは光感度が従来より30%上がったと説明しています。数字上のスペックが同じでも、暗いところでの5倍ズームは別物になっているはずです。

広角も1/1.31型から新しい1/1.3型センサーに変わり、Googleは「光学2倍相当の画質」を1倍から5倍まで維持できるとしています。2倍ズームは日常でいちばん使う倍率なので、ここが本当に良くなっているなら実用上の意味は大きい。

新機能で目を引くのは3つ。

インスタント夜景モードは、夜景撮影を最大4.5倍高速化するもの。9 Proの夜景モードは撮影後に数秒待たされるので、ここが縮むのは地味に嬉しい。

マジック キャプチャーは、動画を撮り続けるだけでAIがベストな瞬間を判断し、12MPの写真として保存する機能。トリミングとブレ補正も自動で入ります。子どもや猫のように止まらない被写体に向いていそう。

動画手ぶれ補正 Proは、歩きながらの撮影を滑らかにするもの。9 Proにも手ぶれ補正はありますが、Pro相当は11 Pro/Pro XL限定です。

夕暮れ時に最適な明るさで撮影された人物のポートレート

Googleが公開している Pixel 11 Pro の作例。画像: Google ストア

120倍ズームは光学ではない

Pixel 11 Pro の「最大120倍」は超解像ズーム Pro という名前のとおり、光学望遠と処理の合わせ技です。

光学相当の段は0.5/1/2/5/10倍で、これは 9 Pro と同じ。ハードウェアとしての望遠は5倍のままです。そこから先はセンサーが大きくなったぶんの情報量と、Tensor G6 の処理で伸ばしている。

つまり「30倍が120倍になった」は、レンズが4倍強くなったという話ではありません。9 Proの30倍も画質は割り切りの世界だったので、120倍がどこまで実用に耐えるかは実機で確かめたいところです。

Tensor G4からG6へ

2世代ぶんの更新になります。

Googleの説明では、TPUの処理性能が50%向上、CPUの強化で電力効率が最大30%向上。加えてベイパーチャンバーが入り、発熱を抑えながら性能を維持するとしています。発表当日の報道では2nmプロセスとされています。

Tensorは代々ピーク性能より発熱と電力効率が課題と言われてきたチップなので、そこに手を入れてきたのは筋が通っている。ただ、実機のベンチマークが出そろっていない段階で「G6だから速い」と言い切るのはやめておきます。

セキュリティチップは Titan M2 から M3 へ。量子耐性のあるハードウェアベースのセキュアブートに対応しました。

Qi2.2は自分にはあまり関係ない

Pixel 11シリーズの目玉のひとつが Pixelsnap(Qi2.2認証)による最大25Wのワイヤレス充電です。

Pixelsnap ワイヤレス充電器に接続された Google Pixel 11 Pro

画像: Google ストア

ただ、私は 9 Pro でマグネット内蔵ケースを使っていて、車載ホルダーもスタンドもリングもすでにマグネットで運用しています。生活としては何も変わりません。

違いは磁石が本体側にあるかケース側にあるかで、本体内蔵なら位置決めが確実になり、対応充電器で25Wが出せる。ケース経由だと磁力も充電速度もケース次第です。恩恵はあるはずですが、「これのために買い替える」項目ではなかった。

それでも買い替えた理由

ここまで書いたとおり、性能差で買い替えを説明するのは無理があります。9 Proで困っていることを11 Proが解決してくれるわけでもない。

買った理由は下取りとポイントです。

Googleストアは Pixel 11 Pro/Pro XL の購入で全機種の下取り額を2万円以上増額するキャンペーンを9月4日まで実施していて、Pixel 9 Pro の下取り額は最大87,100円。2年使った端末の値としては高い。

そして購入で27,900円分のGoogleストアポイントが戻ってきます。

実際いくらで買い替えたか

項目金額
Pixel 11 Pro 256GB174,800円
Pixel 9 Pro 下取り-87,100円
手持ちのGoogleストアポイント-30,000円
今回の現金負担57,700円
今回もらえるストアポイント-27,900円分
ポイント込みの実質負担29,800円

念のため書いておくと、カードの請求が29,800円になるわけではありません。実際に支払うのは57,700円で、27,900ポイントは次回の買い物で使える形で戻ってきます。

私の場合はこのポイントを毎回使い切っているので、資産として100%評価して差し引いています。

月あたり2,404円か、1,242円か

私はスマートフォンをだいたい2年で買い替えます。24か月で割るとこうなる。

  • 現金負担ベース:57,700円 ÷ 24 = 約2,404円/月
  • 次回使えるポイントまで含めた実質:29,800円 ÷ 24 = 約1,242円/月

月1,200円ちょっとで最新のProを持ち続けられる、という見方ができます。動画のサブスク1本ぶんです。

この金額なら、スペック差が地味でも別に困らない。

ストアポイントが毎年循環している

我が家はPixelが2台あります。私のと妻の。

1台を2年使い、夫婦で1年ずつずらして買い替えているので、家全体では毎年1台Pixelが新しくなる。私 → 妻 → 私 → 妻、という順番です。

この運用だと、Googleストアポイントが毎年きれいに回ります。

今回も、これまでに貯まった30,000ポイントを Pixel 11 Pro に使い、代わりに27,900ポイントを獲得しました。この27,900ポイントは来年の妻の端末に使う。そこでまたポイントが戻ってきて、翌々年の私の端末に使う。

ポイントの有効期限に追われることがないので、値引きとして計算に入れられる。2台持ちの家庭ではけっこう効率のいいやり方だと思います。

サブスク特典は別枠で考える

Pixel 11 Pro の購入特典として、Google AI Pro が6か月無料、YouTube Premium が3か月無料。特典の利用期限は2027年11月1日までとされています。

これは実質価格の計算には入れていません。

もともと契約するつもりだった人には現金と同じ価値がありますが、使わないサービスなら値引きではないからです。ストアポイントのように何にでも使えるものとは性質が違う。

なので「本体の実質負担が29,800円、そこにサブスクの特典が付く」という順序で見ています。

まとめ

Pixel 9 Pro から Pixel 11 Pro への買い替えを性能だけで判断すると、正直かなり弱い。

サイズは0.1mm差、カメラの構成は同じ、光学5倍望遠も8K動画も 9 Pro に載っていて、RAMにいたっては16GBから12GBに減ります。9 Proが2024年の時点で完成度が高すぎた、という話でもある。

一方で、望遠センサーの大型化、Tensor G6、インスタント夜景モード、120倍ズーム、Qi2.2、そして2年使ったバッテリーが新品に戻ること。OS更新の7年が2026年起算に引き直されるのも、長く使う前提だと地味に大きい。これらをまとめて実質29,800円で手に入るなら、話は変わります。

「性能が2倍になったから買った」ではなく「約3万円で2年使った端末を新品の最新Proに交換した」。今回はそういう買い替えです。

実機は8月20日に届きます。Tensor G6の体感、バッテリーの持ち、望遠センサーが本当に変わったのか。使ってみて確かめたら、また書きます。

参考

この記事は Claude Opus 5 が執筆しました。

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