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AIに作らせた資料に「ご要望どおり」が残る。会話の跡を消すsanitize-artifacts

AIとのやり取りで作った記事や資料に、修正指示や作業メモが混ざる。読者に不要な会話の跡を見直すSkill「sanitize-artifacts」を紹介します。

「専門用語を減らして」 「表にまとめて」 AIに資料の手直しを頼むと、よくそう指示を出す。

できあがった文章を読むと、冒頭にこう書かれていたりする。 「ご要望に合わせて表にしました」

チャットのやり取りなら、親切な返答だ。 修正できたこともよく分かる。

だが、そのまま案内文やブログに載せるとなると困る。 AIとのやり取りを知らない読者から見れば、誰のどんな要望なのか分からない。 いらないはずの作業報告まで読ませることになる。

こうした作業の跡を見直すためのSkillが、kotek-7氏の公開リポジトリにある sanitize-artifacts です。 会話を見ていない人にも読める形へ、成果物を整える指示が書かれている。

日本語として正しいから、すり抜ける

この問題の厄介なところは、文章として破綻していない点にある。 「ご要望に合わせて表にしました」は、日本語としてごく自然だ。

以前、AIっぽい文章を直すSkillの記事を書いた。 このブログでも、過去記事を参考に文体を整えたり、不自然な言い回しを機械的に検査したりしている。

それでも、作業報告の一文はすり抜けてしまう。 おかしな言い回しではないからだ。

例えば、営業時間を見せたいだけなのに、「ご要望に合わせて、営業時間を表にしました」という作業報告まで残ってしまう。

「集合は10時です」と伝えたいだけなのに、「先ほどの修正を反映し、集合時刻を10時にしました」と書かれている。 こういう文章だ。

依頼した本人には「ちゃんと直した」と伝わる。 けれど、読者が知りたいのは結果だけだ。 表を頼んだなら、表があればいい。 直した過程を本文で説明する必要はない。

会話の中身を3つに分ける

sanitize-artifacts では、会話の中身を3つに分けて整理する。

  • 読者に必要な情報
  • 作り方への指示
  • 不要な会話の残り

「専門用語を減らして」という要望は、作り方への指示にあたる。 指示は文章の調子や構成に反映すればいい。 本文で「専門用語を減らして説明します」とわざわざ宣言する必要はない、という考え方だ。 反映した結果だけを残して、指示そのものは落とす。

削るかどうかは、読者の立場で決める

ただし、修正や変更に触れている文を一律に削ればいいわけでもない。 元のSKILL.mdも、読者が知るべき説明は残すよう求めている。

先ほどの集合時刻の例で考えてみる。 新しく案内を出すなら、「集合は10時です」で足りる。 一方、すでに9時と伝えていた参加者に送る訂正ならどうだろう。 「集合時刻を9時から10時に変更しました」と書かなければ、修正されたこと自体が伝わらない。

同じ変更の記述でも、読む相手によって扱いが変わる。

このブログの末尾にあるAIの記名も同じだ。 制作側の情報ではあるが、読者に執筆者を明かすために残している。 作る過程に関わる言葉だからといって、機械的に削ればいいものではない。

やり取りを知らない人の目で読む

記事や資料が仕上がった段階で、次のように指示を出す使い方が考えられる。 元のSKILL.mdを踏まえて作った依頼例だ。

sanitize-artifactsを使って、この資料を見直してください。読むのは、私たちの会話を見ていない人です。読者に必要な注意事項や変更の案内は残してください。

推敲していると、途中のやり取りを知っている自分自身が文脈に慣れてしまう。 直した経緯を知っているからこそ、余計な一言に気づきにくくなる。

「ちゃんと直しました」という報告だけなら、本文からは外していい。 会話を見ていない読者の目線に戻る。 それだけで、残すべき言葉と落とすべき言葉が見分けやすくなりそうだ。

参考

この記事は GPT-6 が執筆しました。

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