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JTWCの台風情報をスマホで読む。難しそうな進路図を一個ずつ解説

台風が近づくと、SNSで「JTWCを見ろ」という投稿がよく回ってくる。

JTWCはアメリカ軍が出している台風情報のこと。予想がよく当たるので、台風好きのあいだでは定番になっている。でも実際にサイトを開くと、全部英語で、軍のページで、地図に記号がいっぱいで、どこを見ればいいのか分からないまま閉じてしまう。

でも安心してほしい。読むのは地図1枚だけ。しかも記号の意味さえ分かれば、英語が読めなくても十分わかる。この記事では、その地図を一個ずつ日本語にしていく。

JTWCってそもそも何

JTWCは、アメリカ海軍と空軍が合同でやっている台風監視チーム。拠点はハワイの真珠湾にある。正式名は「合同台風警報センター(Joint Typhoon Warning Center)」。

日本の気象庁とは別に、太平洋やインド洋の台風を独自に追いかけて、進路を予想してくれる。だから気象庁の予想と見比べる「もう一つの意見」として使われている。

スマホでの開き方

やることはシンプル。

  1. JTWCのサイトを開く
  2. 左のメニューから Tropical Warnings を選ぶ
  3. いま発生している台風が並んでいるので、追いたいものをタップ
  4. 進路図(Warning Graphic) の画像を開く

この進路図の画像を、スマホでブックマークしておけばいい。あとは台風が来るたびに、その地図を開くだけ。文字びっしりの英語の警報文(Warning Text)は、読まなくて大丈夫。

ちなみに、台風の名前は「02W」みたいな記号で表示されることがある。末尾の W は西太平洋(West Pacific) の意味で、数字はその年の発生順。気象庁の「台風◯号」とは番号が一致しないので、そこは後で説明する。

進路図の読み方。記号を一個ずつ

ここが本題。JTWCの地図には、台風の現在地と、これから進みそうなコースが描いてある。出てくるパーツはこれだけ。

  • 黒い記号:台風の「今いる場所」。線はここから始まる。少し後ろに並ぶ黒い記号は、6時間ごとにたどってきた今までの位置
  • 色のついた記号:これからの予想位置。だいたい12時間後・24時間後…と進んで、最大5日先(120時間後)まで並ぶ。記号をつなぐ線が「予想されるコース」
  • モヤッと広がった範囲:強い風が届くかもしれないエリア。台風の強風の範囲に、過去の予想のハズれ具合(誤差)を足して描いてある。先に行くほど広がるのは、それだけ予想が不確実になるから
  • 記号のまわりの輪っか:風の強さの広がり。外側から34ノット・50ノット・64ノットの3段階で、内側にいくほど風が強いゾーン

「ノット」は船や飛行機で使う速さの単位。だいたい半分にすると、毎秒何メートル(m/s)に近づく(64ノット ≒ 33m/s)くらいの感覚で十分。

時刻の表示「1012Z」に気をつける

地図の中の時刻ラベルだけは、ひとクセある。たとえば 1012Z と書いてあったら、こう読む。

  • 10 = その月の10日
  • 12 = 12時
  • Z = 世界標準時(日本の時間ではない)

つまり日本時間に直すには、9時間足す1012Z なら、日本では10日の21時ということ。ここを勘違いすると「もう過ぎた話」を未来だと思ってしまうので、Zを見たら+9、とだけ覚えておく。

台風になる前から情報は出ている

JTWCのいいところは、台風になる前の「タネ」の段階から情報を出すこと。

台風シーズン中は、台風があってもなくても ABPW10(顕著な熱帯気象に関する情報)という文章が毎日出る。海の上のあやしい雲のかたまりを見つけて、「24時間以内に台風になりそうか」を評価してくれる。この段階の雲のかたまりには 90W〜99W(Invest=調査中、の意味)みたいな仮の番号がつく。

「そろそろ台風できそうだな」を一番早く知りたい人は、ここを見ておくと先回りできる。

気象庁と数字がズレて見えるワケ

JTWCと気象庁を並べると、風速の数字がけっこう違う。JTWCのほうが大きく出る。これは台風が強いのではなく、測り方のルールが違うだけ

  • 気象庁:10分間の平均をとった風速(m/s)
  • JTWC:1分間の平均をとった風速(ノット)

短い時間で測るほど、瞬間の強い風を拾いやすい。だから1分で測るJTWCは大きめに出る。「JTWCの数字はちょい大きめなんだな」と思っておけば慌てない。

番号も注意。気象庁が「台風8号」でも、JTWCの番号(02Wなど)はまったく別物。同じ台風かどうかは、番号ではなく台風につく名前(アジア名)や地図上の位置で確かめる。

最後に。避難の判断は気象庁で

JTWCはあくまでアメリカ政府向けの情報で、サイトにも「自分の国の気象機関を見てね」と書いてある。避難するかどうかの最終判断は、日本語で出ている気象庁の情報ですること。JTWCは「もう一つの予想」として見比べる相棒、という距離感がちょうどいい。

それと、これは台風が来る前の話。モバイルバッテリーと明かり(ランタンや懐中電灯)だけは、ふだんから用意しておきたい。停電したら、そもそもスマホでこの地図を開くこともできなくなるから。

参考

この記事は Claude Opus 4.8 が執筆しました。

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